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WEED(新装版)

本日は木原音瀬さんの「WEED」です。

《あらすじ》
エリート外科医の若宮と悪友・谷脇はある雨の夜一人の男を拾う。一夜限りと男を無理矢理もてあそんだ若宮達だったが、一週間後偶然自宅で若宮はその男・岡田と再会する。
しかも二人の縁は以外なところで繋がっていて・・・。



お気に入り度★★★★

某さまのご厚意で新装版「WEED」を読ませていただくことができました。
ありがとうございます。

さて、新装版を読みまして、こんなに甘いお話だったのかと改めて驚きました。
旧版を読んだときはただ痛くて苦しくて、なんてお話を書く作家さんなのだろうと驚いたものです。

日常に膿んで、苛立ち、ついついあたってしまった相手・岡田との偶然の出会い。
そこから岡田にのめり込んでいく若宮。
しかし・・・この二人、どう見てもヘタレで不器用で・・・ここで気が付いたんですけど、ヘタレで不器用ってわたしのツボだったんじゃあ?
そんな二人なもんで、すれ違うし誤解するし言葉は足りないし・・・まず恋愛は成立しないんじゃないかと心配になるくらいです。
だって、普通ならどちらかが強引で、押しまくって何とかなるってパターンが多いですよね。

ここで作者の上手いところなんですけど、ヘタレで不器用で何ともならないような二人を上手く絡めて、まとめ上げてます。
さすがだ。

書き下ろしは次の巻への布石にもなってますが、その辺りも上手いな~。
でも次はかなり痛いので・・・すでにビビッてます(汗)

本日の煽り文句
「恋に溺れる」

2007/05/27 19:14 
木原音瀬Comment(2)Trackback(0) | Top ▲

コメント

>こんなに甘いお話だったのかと改めて驚きました。
本文も読んだんですか?。私は痛いのが怖くて、書き下ろしSSだけ読んだだけです。それさえ痛かったので、次巻の書き下ろしにビクビク&ドキドキしています。

No:342 2007/05/29 19:10 | アラスカ #-URL編集 ]

はい、本文もしっかり読ませていただきました(笑)
甘かったですよ。
だってちゃんと二人で恋愛してますから。
どちらかが思い詰めて壊れてぐちょぐちょにはなってません。
ちゃんと原形をとどめてますよ(って、どんなスプラッタだよ)

次巻は・・・ダメツボ直撃コースなんで、本文はパスですね。
泣けることは保証します(笑)

No:344 2007/05/30 23:03 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]

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