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進行性恋愛依存症

本日はかわい有美子さんの「進行性恋愛依存症」です。

《あらすじ》
経済界の若き俊英・九鬼は自ら興した会社の順調な成長とは裏腹に、プライベート面おもサポートする御巫に苛立ち続けていた。
御巫もまた九鬼のそばに居ることに苦しみが増すばかり。
2人の間の摩擦熱は遂に限界を超え・・・



ネタバレを含みます。
ご注意下さい。


お気に入り度★★★★

久しぶりのかわいさんの新刊です。

初っぱなからエロいシーンにびっくり。
そのはずです。
このお話はまず編集さんから「エロとじなみのお話を」と言うことで書かれた短編でした。
御巫が九鬼に奉仕している場面から始まりますが、2人の関係は見えてきません(社長と秘書はわかりますが)
そして場面はその前に変わります。
経済界の俊英と呼ばれる九鬼は御巫の大学時代の先輩です。
しかも天才と呼ばれたバスケットプレーヤーでした。
しかし不慮の事故の為に良くて杖をついて歩けるようになると宣告されてしまいます。
そんな九鬼に御巫は献身的に尽くします。
それはもう、下半身の面倒まで。
しかし未来を閉ざされた九鬼はそんな御巫を良いように利用し、果てはアメリカへ逃げ出す際に過去と一緒に捨てて行きます。
やがてリハビリに成功し殆ど事故の後遺症もわからなくなった九鬼はアメリカで実力をつけ、日本で起業します。
そこに御巫はヘッドハンティングされます。
秘書として起用されプライベートな面まで面倒を見るようになる御巫ですが、そのまなざしにかつての無条件に従う思慕の情が見られないことに九鬼は苛立っていきます。

ってここで、お前は何様だい!と少々むっとしてきます。
自分に忠実だったワンコを捨てておきながら、再会したのになんでこのワンコは懐かないのか?って当たり前でしょう(笑)
捨てられて憎んでいた九鬼にいまだ惹かれている自分に苦しみ、それでも2年もの間秘書として仕え限界を感じた御巫は離れようと画策します。
が、それを気に入らない九鬼に最初のように奉仕を強要されて、結局自分の思いを漏らしてしまいます。
なんだ、じゃあ両思いなんだと九鬼に美味しくいただかれてしまい、恋人同士に。

う~ん・・・短すぎるので、2人の思いの紆余曲折がわかりにくかったです。

なので、書き下ろしのお話が次にあります。
ここでは2人の過去と現在(少し前)が交互に語られています。
事故前の九鬼の栄光と事故後の九鬼の鬱屈。
献身的に世話をする御巫の見えない気持ちと疑心暗鬼。
やがてリハビリ医療の進んだアメリカへ渡る事を決意する九鬼。
しかし、過去の全てと共に置き去りにされる御巫。

十数年の時がたち、アメリカで経験を積んだ九鬼は日本で起業することになります。
その九鬼に秘書として仕えることになった御巫。

こちらのお話はかわいさんらしく心理的な情景が強く見えてきます。
過去と現在が交錯する文章も読みやすくって混乱しません。
やっぱり上手い作家さんです。
前のお話では傲慢さが目立った九鬼でしたが、こちらのお話ではそうなっていく九鬼側の事情が丁寧に書かれていました。

ただ、九鬼を中心に書かれているのか御巫の存在が薄かったです。

おまけのSSでは恋人になってからの激甘な2人が書かれていました。

全体にエロ度50%増し(かわいさん比)でした。

本日の煽り文句
「おぼれた熱、今も身体に刻まれて」

2008/10/19 10:13 
かわいゆみこ(有美子) *A型Comment(0)Trackback(0) | Top ▲

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