本日は秋月こおさんの「訣別」です。
《あらすじ》
ニューヨークで始まった圭のスキャンダルは遂に日本へと飛び火し、写真週刊誌を賑わしてしまう事態となってしまう。
スキャンダルを嫌うM響は、再度このような事態が発生したら常任指揮者の解任もあり得ると通告してきた。
そして自身の保身の為に取った圭の行動がSMEグループに内紛の火種となるのか・・・
全国のリタイアしてしまったフジミストの皆さんお待たせしました。
フジミシリーズ最新刊です。
「スキャンダル(後編)」
ニューヨークで始まった圭のスキャンダルですが、セレンバーグ一族の骨肉の争いも絡み、圭とディビッドの写真が週刊誌に掲載されてしまいます。
M響からも厳重注意される圭ですが、サムソンとの契約が切れた後は、オペラ修行をするつもりのようです。
それも、悠季がロン・ティボー優勝すれば副賞として2年間の欧州公演が付いてくるからなんですけど(笑)
何処まで悠季中心に世界が回ってるんだって感じです(爆)
「訣別」
ロン・ティボーの予備審査に合格した悠季。
しかし、フジミの定演も有り、苦悩します。
原点に戻り、本当になりたい自分を見つめ直す悠季です。
どうやらこの最終章では二人のまさに故郷とも言うべき「フジミ」からの卒業がテーマではないかと推察します。
でも、ここに「フジミ」が有る限り、彼らは何度でも戻ってきて、また旅だって行くのでしょうね。
何だか次の巻が待ち遠しいような、でも出ないで欲しいような、複雑な気持ちです。
本日の煽り文句
「フジミに出会えてよかったです」
おまけ
「表紙イラスト特大タペストリー抽選で各作品1名様プレゼント」
なのだそうです(苦笑)
コメント
こんにちわー。
しぶとく読んでます。もう何年になるのでしょう。。
で、わたしは「卒業」しないと思いますよ。
彼ら2人はクラシック音楽界に新しい価値観を持ち込もうと
してるんだと思います。
決別するのはあっちの世界じゃないでしょうか。
新しいことは常に困難を伴います。
でも、2人なら絶対やり遂げられる、たとえ何年かかっても、
死んでも、2人の意志を継ぐ人が出ればいい。。。
それこそが、命を越えて続いていく「芸術」の価値じゃ
ないでしょうか。
No:476 2009/11/30 22:57 | Fuh #-URL[ 編集 ]
Fuhさん
卒業と言うのではなくて旅立ちと言った方が良かったですね。
彼らは彼らなりにバランス良く、クラシック界とフジミを両立させていくことだろうと思います。
そう、あのお話のように、歳をとってもあの家で仲良く暮らして居るんでしょう。
No:477 2009/12/01 21:19 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]
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