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7周年共同企画~墓まで持って行きたいこの1冊~

早いもので、サイトをオープンして7年も経ってしまいました。

ほぼ、放置状態のこのブログにお越しくださる皆様、ありがとうございます。

7周年を記念して、こんな企画を考えてみました。

題して

~墓まで持って行きたいこの1冊~

活字中毒の皆さん、絶対に手放せない本という物がおありだろうと思います。
私の1冊(1シリーズ)はこれです。

共同企画なので、参加してくださるサイトさんは順次追記します。

参加サイトさま

現代日本BL文学入門』(ゆきのこさん)

桃香、初めてのBLブログ』(桃香さん)

スペシャルサンクス
(庭の戦士仲間herさんが読書メーターにて参加してくださいました)

本日は、羅川真里茂さんの「ニューヨーク・ニューヨーク」です。













『あらすじ』

ニューヨークの警察官ケインはゲイの集まるバーでメルと運命の出会いをする。
やがて二人はパートナーとなるが様々な出来事が二人を襲い・・・


私が墓まで持って行きたいのはこの1冊(シリーズ)です。

連載されていたのが少女漫画誌「花とゆめ」という異色の作品。なので、明確にBLコミックとして分類してはいけない気がしています。
「花とゆめ」は創刊からずっと読んでいましたが、丁度この作品が連載されていた頃、自分の中の漫画と現実の漫画が離れていき、少女漫画との決別の時期でした。
その為、連載中は読んでいません(多分掲載誌は持っていた)
単行本になってから手に取り、あまりの内容に衝撃を受けて、しばらくは頭の中をケインとメルがロンドしていました。

ニューヨークで警察官をしているケインはゲイの集まるいつものバーでメルと出会います。
「ジーザス」
メルを見て最初にケインがつぶやく言葉です。

運命の出会い。

一人息子のケインはゲイであることを隠し両親とは離れて一人暮らし。
ばれるのが怖くて孤独を抱えていた。
メルは母親に捨てられ、養父からは虐待を受け、一人で生きてきました。

そんな二人がお互いをパートナーと認め、一緒に生きていく決心をします。

しかし、他人同士の2人が一緒に暮らすのはなかなか大変でした。
メルの元彼が現れたり、事件に巻き込まれたりと波瀾万丈。

脇を固めるキャラもそれぞれ個性的です。

ケインの相棒ダニーは警察官で有りながら道を誤り、悪事に手を染めます。
そしてケインへの告げられない思いを胸に、撃たれます。
同じくケインの同僚ゴーシュ。
最初はその他大勢の脇キャラかと思いましたが、大きな罪を背負います。
このお話の書かれた頃、世界はエイズの恐怖の中にいました。
ゴーシュはエイズを発病します。
彼と彼を支える妻子。見守るだけしか出来ないケインや他の同僚たち。
静かに死を迎えたゴーシュを見送る人々。
最後までゲイであることを知らせず、輸血中の事故によるものとされたゴーシュの野辺送りは悲しみに満ちていました。
しかし、ゴーシュの残した大きな罪。
自分だけではなく、他の人にもうつしてしまったことでした。
葬儀を遠くから見守る人の、対照的な悲惨さを予感させます。

その中でも私が好きなエピソードは、2人でケインの両親に会いに行くシーンです。
息子がゲイだということを認めることが出来ない母親とのやりとりは胸が痛くなりますが、これが普通なんでしょうね。
ゲイに対して白紙状態で、否定しかできなかった母も親友のとのやりとりやケインとの話し合い、メルの存在や高校教師をしている父親の話を聞くうちにやがてゲイである息子を受け入れます。

2人は本当の意味で家族になれました。


2人が出会い、そして天に召されるまでの長い物語。
当時のアメリカの抱える問題を織り交ぜながら語られる物語を、何度も涙を拭い、何度も読み返し、私にとって最高の1冊です。

2010/10/21 11:11 
その他Comment(8)Trackback(0) | Top ▲

コメント

祝・七周年!

たまさん、七周年おめでとうございます。
縁起の良い七という数字にめでたいわ~と思いながら、七年間もブログを続けるって、なんてすごいんだろうと、改めて尊敬の念を強くしました。
どうぞこれからもずっと、BL読書界の重鎮として、我々を導いてくださいませ。

そして、楽しみにしていた周年企画。
なんと、『ニューヨーク・ニューヨーク』ですか!
これは、意外でした~。
もちろん素晴らしい作品なのは当然のことなのですが、漫画じゃなくて小説がくるかな? と思っていたので、そういう意味で意外でした。
たまさんの最上作品を知ることができて嬉しいです。
どうもありがとうございました。

No:480 2010/10/21 18:15 | sato #XFPte..gURL[ 編集 ]

satoさん
ありがとうございます。
HPを初めて7年も経ってしましました。
早いですね。

『ニューヨーク・ニューヨーク』は私の中ではBLでは無いので、あえて取り上げていませんでした。
でもやっぱり好きなんです。
何度も読み返して、そのたびに泣いて・・・

小説はいっぱいありすぎて選べません(笑)
あの世でもBL図書館作りそうです(爆)

No:481 2010/10/21 19:45 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]

7周年おめでとうございます!
継続は力なり・・・私も細々頑張ります。

周年企画、コラボしますと言っておきながら、たまさんもお取り込み中なので延期?とか勝手に思ってて準備を中断していました。

ちょっとニュアンスが違う形になるかもしれませんが、「お祝企画」ということで便乗させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

No:482 2010/10/26 11:29 | ゆきのこ #leF2ecbcURL編集 ]

おめでとうございます!

たまさん、7周年おめでとうございます!
本当に長くお世話になっています~
私もまさか「ニューヨーク・ニューヨーク」とは思いませんでした。あぁ、でも大好き。

>『ニューヨーク・ニューヨーク』は私の中ではBLでは無いので、あえて取り上げていませんでした

そうですね、BLじゃないですよね。

私、羅川さんがJUNEの竹宮さんのマンガ教室に
投稿されていた時からひっそり好きだったんですが、
白泉社デビューを果たし一般少女マンガ誌にて
本作を発表した時はものすごく驚きました。
それまで(先駆者がいたとはいえ)一般誌でがっつり男×男はやっぱりタブーな雰囲気があったと思うので。

当時の衝撃とか続きの掲載を焦がれるようにして待っていた気持ちとか最終回を泣きながら読んだこととか…、一気にいろんな思いが蘇ってきました。懐かしい…。

すてきなレビューありがとうございました。これからもたまさんのご紹介を楽しみにしています。どうぞ末永く続けて頂けますように。

No:483 2010/10/26 13:50 | 下 #-URL[ 編集 ]

ゆきのこさん
ありがとうございます。
コラボはお気になさらず。

色々と皆様にはご心配をおかけしているようで、申し訳ありません。
ちょっとばたばたしてますが、ちゃんと本を読む時間は確保してます(笑)

これからもよろしく。

No:484 2010/10/26 22:36 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]

下さん

ありがとうございます。
こちらこそお世話になりっぱなしで・・・

『ニューヨーク・ニューヨーク』

意外でした?

この企画のために再読しましたが、読めば読むほど感慨深いお話です。
これでもかってほど不幸のてんこ盛りなメルですが、一つ一つのエピソードが人の心の光と闇を描いていて、泣けます。
往年のジュネ作品とは違い、重くなりすぎないいい加減のさじ加減です。

これからもよろしく。

No:485 2010/10/26 22:44 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]

おめでとうございます!

>『ニューヨーク・ニューヨーク』

私も以外でした。
BLの小説が来る!と思ってましたから(笑)

>往年のジュネ作品とは違い、重くなりすぎないいい加減のさじ加減
その通りだと思います。
誰にでも、読みやすいですよね。

この作品の素晴らしさは皆様周知のことでしょうが、羅川さんは精力的に活動の場を広げられていらっしゃるので、更に多くの方が過去の作品も読みたいと思われるのではないでしょうか?

そんな時、たまさんのサイトが作品へのぽっと灯る心強い道しるべになるのだと思います。



No:486 2010/10/29 22:57 | her #CyCxf5NAURL[ 編集 ]

herさん

参加してくださってありがとうございます。

小説は・・・やっぱり1冊には絞れないですよ(笑)
どうしても1冊だけって言われたら「夫婦茶碗」を選びます。
でも同人誌だから(笑)

J庭、お疲れ様でした。
次回は参加したいなあ・・・

No:487 2010/11/01 23:04 | たま #52IR0TwYURL[ 編集 ]

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