fc2ブログ

黒衣の公爵

本日は剛しいらさんの「黒衣の公爵」です。

《あらすじ》
隣国との和平交渉の特使として、付添人のアンディと2人だけで南紅大国へ向かうシオン。北青王国の王子として生まれ類い希な美貌と優れた人格を持つシオンだったが、彼を愛したものは全て命を落とすことから別名「黒衣の公爵」と呼ばれていた。
不吉な運命を抱くシオンを迎えた国王・天人はシオンの運命と自分の強運、どちらが勝つか賭けようと言いだし・・・。

お気に入り度★★★★

剛さんの異世界ファンタジーでした。
ご本人はファンタジーと後書きに書いてみえましたが、わたしはアン・マキャフリイの「パーンの竜騎士」シリーズと「アレキサンドライト」を足したように感じました。
遙かな未来、外宇宙へと移民した人たちの末裔。彼らは2つの国に別れて繁栄してきたが、ここに来て女性の出生率が激減し彼らは存亡の危機に瀕していた。そんな中、数少ない女性をめぐる戦争が起こり、その和平交渉の特使として敵国にただ1人向かうシオン。そこに彼らを影から支配してきたコンピューターが絡んで、チョットしたSFテイストに仕上がっています。
お話の半分ほどは世界観やらの説明に費やされていて、肝心のお話自体は短く感じました。
実はラストシーンで不覚にも泣けてきて・・・。
何時か彼らが自然に思い出を話せると良いな~と思いました。

本日の煽り文句
「いずれ海を越えて、攫いにいこう」

2006/04/01 15:44 
剛しいら *A型Comment(0)Trackback(1) | Top ▲

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2006/04/09 | Wonderful Life |

黒衣の公爵

剛しいら著(★★★)■北青王国の王子“シオン・ド・オルレアン”は長らく諍いが続く南紅王国との和平交渉のために特使として出向く。それは特使と言う名の虜囚を意味した。二国

 | Blog Top |